東京市場 午後概況 ドル円・クロス円は調整売りでじり安

2015年01月30日 16:02

午後の為替市場も円買いが継続。今晩の米10-12月期国内総生産(GDP)発表や週末・月末を控えたポジション調整の流れが優勢だった。また、3桁の伸びで底堅く推移していた日経平均株価が引けにかけて2桁台へ上昇幅を縮めたことも、円を下支えした。ただ、今月の大きなイベントを通過したほか、月末とあって、積極的な取引は見送られたようで、各通貨の値幅は限定的だった。
 
ドル円は米長期金利が1.73%台へ低下するなか、117.80円まで緩やかにレンジ下限を拡大。ドル円に連動してクロス円でも円買いが強まり、ユーロ円は133.56円、ポンド円は177.66円、加ドル円は93.35円まで下押しした。豪ドル円は91円後半、NZドル円は85円後半でさえない流れが続いた。
 
他通貨はドルに対して強含み。ドル円の下げを受けて、全体的にドル高の流れが巻き戻された。ユーロドルは1.1345ドル、ポンドドルは1.5089ドル、ドル/スイスフラン(CHF)0.9196CHF、豪ドル/ドルは0.7797ドルまで上昇した。