東京市場 午後概況 ドル円・クロス円は底堅さ維持も小動き

2014年08月25日 16:07

午後のドル円・クロス円は底堅さを維持しつつも、材料難から動意は限定的だった。ドル円は、米国の利上げに向けた下準備が徐々に進むとの思惑が下支えとなって、約9カ月ぶりの高値圏となる104円台での推移を続けた。ただ、米10年債利回りが2.40%付近で落ち着いた展開となるなど、債券市場で米国の早期利上げを織り込む動きが進んでいないことから、ドル円を押し上げる材料も乏しく上値も限定的だった。クロス円は総じてしっかり。ドル円が、104円台を維持して推移したほか、日経平均株価が7月31日以来の15600円台を回復して取引を終えるなど、堅調な株価動向が下支えとなった。とはいえ、ドル円と同様に上方向を試すだけの材料も見当たらず、値動きは限られた。ユーロ円は137円半ば、ポンド円は172円半ば、豪ドル円は97円前半と足元の高値圏での推移が続いた。
 
他通貨の動意も鈍かった。ユーロドルは1.32ドル近辺、ポンドドルは1.65ドル半ばと、午前中に下押ししたところからもち直したレベルで小動きを続けた。豪ドル/ドルは、午前からのもち直しムードが継続して、0.9323ドルまでわずかに高値を塗り替える場面はあったが、手掛かりが不足する中で取引は盛り上がりに欠けた。
 
 
XEMarkets 口座開設