東京市場 午後概況 ドル円は121円台へ回帰 株価ながめた円売りで

2015年03月09日 15:47

午後は株価動向をにらみながら円が上下した。ドル円は後場の日経平均が先物主導で下げ幅を縮小させ、寄り付き直後のこれまでの日通し高値を上回った局面で121.14円までレンジ上限を拡大した。ユーロ円も131.29円、ポンド円は182.41円、加ドル円は96.00円まで円安で推移した。
 
米雇用統計後のドル高には一服感があるものの、ドルインデックスは先週末につけた2003年9月以来の水準で高止まり。ユーロドルは対ポンドでのユーロ安も影響して1.08ドル半ばではすでに上値が重い。ポンドドルは1.5069ドルまで戻り高値を更新した。
 
資源国通貨は軟調。NZドル/ドルは0.7323ドルまで下値を広げる場面があった。キーNZ首相が「インフレ圧力は見られない」、「RBNZは新たな手段を模索、引き締めは必要ない」と発言したことが意識された。NZ準備銀行(RBNZ)は11日早朝に、政策金利と四半期金融政策報告の発表を行う予定。豪ドル/ドルも0.7684ドルまで連れ安となり、NZドル円は88円後半、豪ドル円は93円前半で戻りが限定的だった。