東京市場 午後概況 ドル円は107円前半で膠着、日経平均は小反落

2014年10月23日 15:26

東京タイム午後の為替相場は、手がかりが乏しい中小動き。後場の日経平均は一時プラス圏に浮上したものの定着できず、マイナス圏に押し戻されての推移となり、時間外の米10年債利回りは前日終値をやや下回る水準でほぼ横ばい。
 
ドル円は107.36円まで上値を伸ばしたが、日経平均が伸び悩んだことも嫌気されて昨日の高値を目前に失速。昨日発表された米消費者物価指数が市場予想を上回り、米国経済の相対的な堅調さを背景に、底堅い動きとなっているが上値も限られ、107円前半で膠着。NZドル売りは一巡したものの戻りは鈍く、NZドル/ドルは0.78ドル半ば、NZドル円は84円前半の安値圏での推移が続いた。インフレ鈍化で利上げへの思惑は後退している。また、豪ドル/ドルは0.87ドル半ばから後半、豪ドル円は93円後半でやや上値の重い動きとなった。
 
欧州通貨も動意は限定的。ユーロドルは1.26ドル前半、ユーロ円は135円半ばでもみ合い。週末の欧州中央銀行(ECB)による大手銀行を対象としたストレステスト(健全性審査)への警戒感で上値は重い。欧州タイムには、ユーロ圏と主要国のPMI速報値が発表される。また、ポンドドルは1.60ドル半ば、ポンド円は172円前半で小じっかり。