東京市場 午後概況 ドル円は節目に到達、達成感の有無が分かれ目に

2014年09月19日 15:19

東京午後の為替市場は、円全面安の流れがやや落ち着いた。ドル円・クロス円は高値から離れ気味。週末とあって素直に円売りの巻き戻しが入っている。
 
円安・ドル高の勢いが止まらないなかで、ドル円は早々と110円の節目を視野に入れたが、2002年高値と2007年高値の延長線が今月で109.40円に位置しており、本日の高値とほぼ一致している。これが抵抗として意識されるかどうかが分岐点となる可能性も。
 
ポンドは上げ一服。スコットランドの独立を問う住民投票では、独立反対派の勝利が確定した。東京タイム早朝から始まった開票速報によって結果はほぼ織り込まれていたが、昨日からのポンド高の動きが急激だったため調整が入っている。
 
ドル円は109.46円の高値から109円ちょうど付近まで調整。ユーロ円は141.21円から140.75円付近へ上げ幅を削った。ポンド円は180.72円の高値から179.20円付近まで押し戻されるなど、大きな値幅を伴っている。豪ドル円は97円後半、NZドル円は88円後半でわずかに円売りが優勢だが、クロス円のなかでは引き続き存在感が薄い。
 
ユーロドルは1.2900ドル付近でもみ合い。ポンドドルは1.6525ドルの高値から1.6420ドル付近へと調整したが、英国の先行きを分ける重要イベントを通過したことで下値は底堅い。豪ドル/ドルは0.89ドル半ば、NZドル/ドルは0.81ドル半ばで東京タイム午前から引き続きドル高圧力が継続。
 
 
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