東京市場 午後概況 ドル円は直近高値を更新、イベント控えても上値試す

2014年11月05日 15:26

東京タイム午後の為替市場では、円売りが優勢。ドル円は114.40円まで上昇し、2007年12月以来の高値を更新した。米中間選挙では、共和党が8年ぶりに上下両院で過半数を獲得したもようで、オバマ政権はレームダック化することになるが、米国の政治的空白が懸念されているような雰囲気はない。むしろ今週のイベントを一つ通過したことで、あらためて円売りを仕掛けやすくなったようだ。明日の欧州中央銀行(ECB)理事会で、日銀によるサプライズ緩和後の円安の流れが変わるとは考えにくく、週末の米雇用統計も関連指標からすると不安感は乏しい。
 
ユーロ円は143.44円まで上昇し、今年4月以来の高値を更新。ポンド円は182.89円、豪ドル円は99.72円、NZドル円は89.26円まで買われた。ポンド円は2008年10月以来、豪ドル円は昨年5月以来、NZドル円は今年7月以来の高値を塗り替えている。
 
ユーロドルは1.2539ドル、ポンドドルは1.5971ドルまで弱含み。ドル円が直近高値を上回ったことでドル高に振れた。豪ドル/ドルは0.8705ドルへ下押し。強いNZ雇用統計を受けて買い戻しが入ったNZドル/ドルは0.7801ドルまで押し戻されている。
 
 
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