東京市場 午後概況 ドル円は先週末引け値水準 目線は日米政策会合に

2014年12月15日 15:23

午後は各通貨が小動き。午前中には衆院選を終えドル円・クロス円には方向感を探る動きが見られたが、結局ドル円は118円半ばと、先週末の引け値をほとんど変わらない水準で値動きを落ち着かせる結果となった。ユーロ円は147円半ば、ポンド円は186円半ば、NZドル円は92円前後、加ドル円は102円半ばで横ばい。豪ドル円も97円半ばで値動きが限定的。シドニー中心部で発生した立てこもり事件では、人質数人の脱出や豪準備銀行(RBA)の職員が本部から退避したとの報道が伝わっているが豪ドル売りの勢いは乏しい。後場の日経平均は200円安近辺で戻りが鈍くなり、原油安や世界的な株安連鎖への警戒感を引き継ぐ格好で推移している。市場の目線はすでに、明日以降のFOMCや日銀会合に移っているとの指摘もある。
 
対ドルの値動きもわずかにとどまった。ユーロドルは1.24ドル半ばで下げ渋り、ポンドドルは1.57ドル前半で膠着。年初来安値を0.8204ドルまで更新していた豪ドル/ドルも、0.82ドル半ばまで下値を切り上げた。NZドル/ドルは0.77ドル半ば、ドル/加ドルは1.15加ドル半ばでもみ合った。時間外の米長期金利は2.1%前後で上昇基調が一服し、NY原油先物は58ドル半ばへ小幅に反発して取引された。