東京市場 午後概況 ドル円の反発一巡、欧州勢の参入待ちに

2015年02月02日 15:25

東京午後、ドル円やクロス円の戻りが一服。週末の中国PMIの結果が弱かったことで週明けの取引ではリスク回避の円買いが先行。その後は円売りが優勢となっているものの、日経平均株価が先週末比マイナス圏から抜け出せなったこともあって、円売りは勢いを失った。日経平均株価は後場寄りにかけて50円安程度まで下げ幅を縮小した後、116円安の17558円で取引を終えた。米長期債利回りはやや上昇しているが、手がかりになるほどの動きはみられない。
 
ドル円は117.88円まで上昇に転じた後、117円後半で伸び悩み。ユーロ円は133.37円を高値に133円ちょうど付近へと押し戻された。ポンド円は177.73円から177円前半へと調整している。
 
豪ドル/ドルは0.77ドル後半で小動き。豪ドル買い戻しがわずかに優勢だが、明日の豪準備銀行(RBA)理事会を控えて利下げ警戒感が根強く、豪ドルの戻りを抑えている。先週末に2011年以来の安値を更新したNZドル/ドルも0.72ドル半ばでショートカバーが若干優勢ながら、先週NZ準備銀行(RBNZ)が政策金利据え置きだけでなく利下げも匂わせたため、NZドル安・ドル高基調は変わらず。
 
ユーロドルは1.13ドルちょうど付近、ポンドドルは1.50ドル後半で小動き。ロンドン午前は欧州各国の製造業PMI確報値などが発表される予定。