東京市場 午後概況 ドル円、米雇用統計後の高値から離れる

2014年07月04日 15:48

東京午後の為替市場で、ドル円は102.01円まで失速した。昨日の米雇用統計後につけた高値102.27円から離れる展開が続いている。米国で賃金の伸びはみられず、早期の米利上げ観測をほとんど高めない米雇用統計だっただけに、ドル高に馬力はない。本日のNY市場が独立記念日で休場となることや週末要因もドル円の伸び悩みに影響しているのだろうが、ドル円の方向感のなさが早くも戻ってきた印象だ。
 
ドル円の失速につれユーロ円は138.80円、加ドル円は95.88円まで安値を更新。NZドル円も89.23円の安値をつけた。
 
豪ドルはしっかり。豪ドル/ドルは0.9367ドルまで水準を切り上げた。昨日までの下げが比較的きつかったため、反発狙いの豪ドル買いが入っている。NZドル/ドルは0.87ドル半ばで小動き。
 
ポンドドルは1.7180ドルまで強含み、2008年10月以来の高値を更新。昨日の強い米雇用統計をさっそうと消化し、ポンド高・ドル安方向の流れに回帰している。東京タイムながらユーロ買い・ポンド売りの流れがみられることもポンドドルをサポート。ユーロドルは1.36ドルちょうど付近で、昨日からの安値圏を維持。
 
 
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