東京市場 午後概況 ドル円 瞬間ながら7日以来の102円を示現

2014年07月29日 15:00

午後の円相場はじり安。後場の日経平均が15600円前後と1月下旬以来の高値圏を維持したこともあり、株価の底堅さに支えられる格好で円売りが選好された。ドル円は瞬間的ながら102.00円と、7日以来の大台示現。同水準の本邦輸出企業とみられる厚めの売りに抑えられたが下押しも限定的。テクニカル的にも、日足一目均衡表上で雲を上方に脱却しており見晴らしは改善している。ユーロ円は137.01円、ポンド円は173.13円まで円安で推移した。
 
オセアニア通貨は午前の動きが反転。NZ乳業大手のフォンテラが乳製品に対する支払い価格見通しを引き下げたことで、NZドル/ドルは0.8512ドル、NZドル円は86.80円まで下値を拡大させた。豪ドル/NZドルでの豪ドル買い戻しを受け、豪ドル/ドルは0.94ドル前後、豪ドル円は95.85円付近まで持ち直した。
 
ユーロドルは上値重く1.3429ドルまで緩やかに下値を広げた。年初来安値圏での推移が続いており、前日の自律反発局面でも1.34ドル半ばではすでに息切れ感が漂うなど持ち直しの兆しはみられない。ポンドドルは1.69ドル半ばで落ち着いた値動き。
 
 
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