東京市場 午後概況 ドル円 午後も高値更新、その後は若干伸び悩み
2014年09月12日 15:52
東京タイム午後、ドル円は米長期金利の上昇を支えに、2008年9月以来、およそ6年ぶりの高値を107.40円まで更新した。米10年債利回りは、時間外取引で一時2.565%と昨日海外市場のレンジを上回って、8月1日以来の水準をつけた。ただ、その後、金利水準はいったん2.555%付近まで小幅に低下。ドル円も107.10円付近まで調整した。
クロス円も午後はやや上値を伸ばし、ユーロ円は138.73円、ポンド円は174.35円、スイスフラン(CHF)円は114.72円、加ドル円は97.17円まで上昇した。しかし資源国通貨は上値が重く、豪ドル円は一時97.08円まで下落し、NZドル円は87円後半でもみ合い。加ドル円も、クロス円がドル円とともに全般的に伸び悩むと、97円ちょうど前後まで水準を下げた。
対ドルで欧州通貨は小動き。ユーロドルは1.29ドル前半、ポンドドルは1.62ドル前半で推移。資源国通貨は対ドルでも上値が重く、豪ドル/ドルは3月24日以来の安値0.9053ドル、NZドル/ドルは0.81ドル後半で安値もみ合い、ドル/加ドルは1.1061加ドルまで加ドル安推移となった。ただ、欧州勢の動き出しにかけ、米長期金利上昇の流れの緩みを手掛かりに、ユーロドルが一時1.2933ドルまで、ポンドドルが1.62ドル半ばまでじり高になるなど、ドルは小幅に調整した。