東京市場 午後概況 ドルはほぼ全面高、ユーロドルは下値探りを継続

2015年03月05日 15:37

東京午後はドル高が継続。ユーロドルは1.1053ドルまで下げ、2003年以来の安値を塗り替えた。本日、欧州中央銀行(ECB)は国債購入プログラムの詳細を発表する見通し。ポンドドルは1.5243ドルまで下落。約2カ月後に迫った英総選挙を控えてポンドを買う理由はあまり見当たらない。
 
NZドル/ドルは0.7538ドルまで安値を更新。東京タイム午前にNZ準備銀行(RBNZ)が不動産投資に関する新たな規制を検討していると発表したことで、継続してNZドルが売られている。NZではオークランドを中心に住宅価格の上昇が続いており、新たな規制が策定された後に奏功すれば利下げ余地が生まれるとの観測もある。ドル円は119.92円まで高値を更新したが、全体的な動きのなかでやや押し上げられただけだった。週末の米雇用統計まで主体性は乏しい。
 
欧州通貨は対円でもやや重く、ユーロ円は132.46円まで下押し。ポンド円は182円後半で推移し、昨日からの安値圏を引き継いだ。NZドル円は90.33円まで下落。豪ドル円は93円後半で方向感が乏しい。日経平均株価は小幅反発して取引を終えた。