東京市場 午後概況 ギリシャ選挙を受けたユーロ売り一服、市場は様子見

2015年01月26日 15:41

東京午後の為替市場は落ち着いた展開。ギリシャの総選挙で反緊縮財政を掲げる最大野党の急進左派連合(SYRIZA)が大躍進したことを手掛かりとしたユーロ売りは一服。この後に参入してくる欧州勢の動向を見極めたいとの思いから、ユーロドルは1.11ドル後半、ユーロ円は131円半ばで小康状態が続いた。関連市場では、日経平均株価が下げ幅を縮小し、本日の高値を塗り替えたほか、米長期金利も下げ渋った。
 
ユーロの値動きが落ち着いたことから、ドル円やその他のクロス円も動意が徐々に鈍った。ドル円は117.60円近辺、ポンド円は176円半ば、スイスフラン(CHF)円は133円後半、豪ドル円は92円後半、NZドル円は87円半ば、加ドル円は94円半ばでもち合いを続けた。
 
主要通貨は対ドルでも、限られたレンジで振幅した。ポンドドルは1.50ドル、豪ドル/ドルは0.7880ドル、NZドル/ドルは0.7430ドルをそれぞれ中心に上下動。スイス・ショックを受けて、足もとボラティリティが高かったドルCHFも0.8780CHF前後で落ち着いた展開となった。