東京市場 午後概況 エボラ報道で株安・円高も、円買いは一時的

2014年12月29日 15:29

東京午後、シエラレオネから帰国した男性がエボラ出血熱に感染している疑いがあることから株安・円高となった。年末で商いが薄くなっているなかで、日経平均の下げはややきつく、ドル円は午前の上げ幅を消して120.17円までマイナス転換した。ユーロ円は146円半ば、ポンド円は187円前半まで押し戻された。ただ、日経平均は安値から切り返し、リスク回避の円買いは一過性だった。
 
今週はニューイヤーで世界的な金融市場が休場となる。注目度の高いイベントはそれほどなく、クリスマス週に続き流動性は低下したままだ。本日、最終3回目となるギリシャ大統領選で、大統領がようやく選出されるとはみられておらず、来年早々の総選挙が見込まれている。
 
ユーロドルは1.2202ドル、ポンドドルは1.5586ドル、豪ドル/ドルは0.8149ドル、NZドル/ドルは0.7782ドルまで強含み。対円でのドル安が波及した。四半期末・年末でドル高の調整も入りやすいが値幅は限定的。