東京市場 午後概況 イベント控えて調整の円買いが優勢

2015年01月09日 15:21

午後は円が全面高。米12月雇用統計を前にした調整の動きが優勢となった。また、日経平均株価が後場になってマイナス圏へ反落。朝方の続伸の動きにほとんど反応をみせなかった円は、株価の失速には素直に買いで反応している。ドル円は119.17円まで下落。日経平均は前日比40円安近辺まで売られる場面があった。ユーロ円は140.77円、ポンド円は179.95円、豪ドル円は96.99円、NZドル円は93.43円、加ドル円は100.85円まで円高で推移。米雇用統計に対する警戒感は比較的少ないが、外部要因の不安定さもあって期待感からリスクオンムードを高められるような地合いでもない。
 
ユーロドルは1.1815ドル、ポンドドルは1.5105ドルまで小幅高。豪ドル/ドルは0.81ドル半ば、NZドル/ドルは0.78ドル半ばで底堅く推移するなど、ドル円の下落を通じたドルの弱含みにサポートされた。ただ、クロス円の低下が上値を圧迫しておりレンジ感は拭えない。時間外の米長期金利は2.01%付近までじりじりと低下。NY原油先物は49ドル台を回復させて反発基調が継続している。