東京市場 午後概況 やや円売りだが、FOMC控えて勢いは鈍い

2014年06月18日 15:22

東京午後の為替市場では円売りが優勢。日経平均株価が上げ幅を拡大し、一時は150円超上げた。昨日の強い米消費者物価指数を受けたドル買いに円売りが続いた。本日は米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明やイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の会見が注目されており、円安・ドル高の動きに勢いはないものの、重要イベントを控えたなかでも楽観的な方向感が見られた。
 ドル円は102.31円、ユーロ円は138.59円、ポンド円は173.51円、加ドル円は94.12円、NZドル円は88.62円まで円安に振れた。1月以降の下降トレンドラインを上抜いているポンド円は3月7日以来の高値をつけている。
 ユーロドルは1.35ドル前半の昨日からの安値圏を維持。FOMC声明などで最近のレンジから抜け出すかどうか注目される。ポンドドルは1.69ドル半ばで模様眺め。イングランド銀行金融政策委員会(MPC)議事録における票割れをめぐって思惑交じりだが、東京勢は売買を見送っている。
 豪ドル/ドルは0.93ドル前半で昨日以降の安値圏でもみ合い。NZドル/ドルは0.86ドル半ばでしっかり。NZ乳業大手フォンテラが運営する電子オークションで、グローバル・デアリ・トレード(GDT)価格指数は2月初めの入札以来に上昇した。
 
 
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