東京市場 午後概況 もみ合い、ドル円は108円前後

2014年10月24日 15:13

東京タイム午後の為替相場はもみ合い。昨日は、ユーロ圏と中国のPMIに改善が見られたことから、世界先行き景気への懸念が緩み、為替市場では円売り、関連市場では株高・債券安と、リスク選好ムードが強まった。午前は、米ニューヨーク市の保健当局がエボラ感染の疑いのあった医師の検査が陽性だったと報じたことも嫌気され、円の買い戻しがやや優勢となったものの、この動きも落ち着きドル円は108円前後で膠着。後場の日経平均は前日比150円高水準で動意が鈍くなったほか、時間外の米10年債利回りは2.25%付近でほぼ横ばい。
 
オセアニア通貨は持ち直しの動き。午前に豪ドル/ドルは0.8719ドル、NZドル/ドルは0.7797ドルまで下押したが、それぞれ0.8774ドル、0.7846ドルまで切り返した。対円でも、豪ドル円は94.70円付近まで下げ幅を縮小し、NZドル円はNY終値水準の84.70円付近に切り返した。欧州通貨は注目イベントを控え、様子見ムードが強く、ユーロドルは1.26ドル半ば、ユーロ円は136.65円付近で横ばい。26日にユーロ圏のストレステストの結果が公表される。また、欧州タイムに英7-9月期GDP・速報値の発表を控え、ポンドドルは1.60ドル前半、ポンド円は173円前半で小動き。