東京市場 午前概況 銀政策発表など控え様子見、ドル円は104円後半

2014年09月04日 12:05

東京タイム午前は、日銀の金融政策決定会合の結果公表や今夜に英欧金融政策、明日に米雇用統計も控えていることもあって様子見ムード。ドル円は104円後半で小幅に上下。クロス円も、ユーロ円が137円後半、ポンド円は172.60円付近、スイスフラン(CHF)円は114円前半で推移。NZドル円は87円前半、加ドル円は96円前半と資源国通貨も限られたレンジで推移した。豪ドル円は、昨日来の豪ドル買いの流れを引き継ぎ、豪経済指標の発表後には98.20円と、昨日の水準を小幅に上回り昨年5月以来の高値をつけた。しかしレンジを大きく広げていく動きではなかった。豪7月貿易収支は13.59億豪ドルの赤字と市場予想の17.50億豪ドルより赤字が下回った。しかし、豪7月小売売上高は市場予想通り前月比+0.4%となり、前月の+0.6%より伸びが鈍化した。豪ドル/ドルも0.9365ドルまで水準を上げたが動意の値幅は限られている。
 
対ドルでも各通貨はイベント待ちの様相。ユーロドルは1.31ドル半ば、ポンドドルは1.6460ドル付近、NZドル/ドルは0.83ドル前半で小動きだった。
 
この後に日銀の金融政策の結果発表が控えている。無風で通過することになると思うが、午後の黒田日銀総裁の会見で景気に対する強気姿勢が示されると追加緩和への期待後退が円買い戻しに作用する可能性がある。英欧金融政策、明日に米雇用統計を控えたポジション調整の動きと相まって、値動きが大きくなる可能性はあろう。
 
 
 
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