東京市場 午前概況 追随よりもやれやれ ドル円は120円前半へ失速

2014年12月24日 12:16

祝日明けとなった東京タイムの午前は、ドル円やクロス円に利益確定の売りが持ち込まれた。ドル円は調整気味に推移した米長期金利の推移も重しとなって、120.27円まで下押した。朝方の上値も120.75円までと昨日高値を上回ることがなく、米7-9月期GDPの大幅な上方修正を材料としたドル高の流れには追随していない。115円台までの下落から120円台へ切り返してきたことによるやれやれの売りに加え、年末に向けていったんポジションを縮小させたいとの思惑も働きやすかったもよう。本日は独が祝日となるほか、英米市場は短縮取引。明日はクリスマスで海外のほとんどの市場が休場となる。これまで以上の流動性低下が想定されることも調整の動きを進めさせた。ユーロ円は146.45円、ポンド円は186.63円、豪ドル円は97.65円、NZドル円は92.93円、加ドル円は103.50円、スイスフラン(CHF)円は121.78円まで売りに押された。
 
ユーロドルは1.2189ドル、ポンドドルは1.5527ドル、豪ドル/ドルは0.8124ドル、NZドル/ドルは0.7733ドル、ドル/加ドルは1.1612加ドル、ドル/CHFは0.9868CHFまで対ドルで買いが先行。米金利の失速や、GDP発表後のドル高への修正が下値をサポートした。ただし、各通貨の値幅は極めて限定的で取引は閑散。