東京市場 午前概況 豪当局者が介入に言及、豪ドル円は高値から反落

2014年11月13日 12:26

東京タイム午前のドル円は、115円台で強い方向感なく推移した。消費増税や解散総選挙の先行き判断の難しさもあって、動きにくい状態。ドル円は、小安く寄り付いた日経平均が前日比100円近い下落となると115.43円まで小幅に下押したものの、株価がほどなくプラス圏を回復すると下げ渋った。
 
クロス円も、ユーロ円が143円後半、ポンド円が182円前半、スイスフラン(CHF)円が119円半ばから後半で小動き。加ドル円は102円前半を中心に推移した。対ドルではユーロドルが1.2452ドルまで小幅に戻すなど、昨日の海外タイムに進んだ対ドルでの下落を巻き戻す場面も見られた。
 
オセアニア通貨は下落。ケント豪準備銀行(RBA)総裁補佐の「為替介入の可能性を排除せず」との発言が売り材料となった。豪ドル/ドルは一時0.8672ドル、豪ドル円は昨年5月以来の高値100.92円から100.27円まで調整。NZドル/ドルも0.7841ドル、NZドル円は90.67円まで売られた。
 
午後は中国の主要指標の発表が予定されている。豪当局者の介入への言及でオセアニア通貨が動意した後だけに、結果の強弱がオセアニア通貨の動向や市場全般的なリスク選好の地合いを左右することが考えられるため注視したい。
 
 
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