東京市場 午前概況 膠着 手掛かり乏しく早々に週末モード

2014年08月15日 11:59

東京タイム午前は各通貨が小動き。ドル円は102.45-53円と、10pに満たない極めて狭いレンジで膠着。警戒された薄商いの中でのフローも目立ったものは確認されず、利益確定の売りに押された本邦株価の下値も浅かったことで、手掛かり難も背景に方向感に乏しい推移が継続した。今日まで、本邦勢の多くがお盆休みで休暇中のため、週明け以降の動意に期待する格好で早々と模様眺めの様相。ユーロ円も136円後半、ポンド円は171円前後、豪ドル円は95円半ばの限定的な値幅での振幅に終始した。
 
NZドル円には、前日のNZ小売売上高が市場の想定を上回ったことを支えとした底堅い動きに対する反動から、86.80円まで下押しが先行。対ドルも0.8468ドルと、膠着感の強いマーケットの中では多少目につく値動きだったが、短期的な動意にとどまった。ユーロドルは1.33ドル半ば、ポンドドルは1.66ドル後半、豪ドル/ドルは0.93ドル前半と、前日のNY引け値水準で横ばい。時間外の米長期金利は2.40%付近で小幅な上下となり、市場全体を通じて特筆すべき動きはなかった。
 
午後もこのまま模様眺めが続くことがメインシナリオ。週末要因で、終盤に短期筋の持ち高調整の動きが強まっていくことや、株式市場の動向を背景に円が上下する可能性には一定の警戒を払いたいが、海外市場で予定されているイベントを前に流れが形成されるような時間帯が訪れるとは想定しがたい。ロンドンタイムでは英4-6月期GDP・改定値、NYタイムでは米7月生産者物価指数や、同鉱工業生産の発表が控えている。
 
 
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