東京市場 午前概況 株価眺めてやや円売り、豪小売売上高強い

2014年08月04日 12:29

東京午前の為替市場は円売りがやや優勢に。3日続落して始まった日経平均株価が下げ幅を消してプラス転換したことが手がかりとなった。先週末に発表された弱い米雇用統計の余韻はみられず、ドル円は先週末安値102.34円から戻り歩調を継続し、102.70円まで強含んだ。ポルトガルのエスピリト・サント銀行に対する救済策が決定したことがマーケットの楽観的な動きに寄与した可能性はある。ただ、ユーロドルの動意にはつながっておらず、1.3418ドルまで弱含み。
 
ドル円が小高く推移したため、ユーロ円は137.81円、ポンド円は172.78円、加ドル円は94.02円まで水準を切り上げたが、ドル円と同様に値動きはわずか。
 
豪ドル/ドルは0.9333ドル、豪ドル円は95.75円まで豪ドル買いに。6月の豪小売売上高は市場予想の伸びを上回ったものの、明日に豪準備銀行(RBA)理事会を控えており、豪ドル高に勢いはない。
 
NZドル/ドルは0.85ドルちょうど付近、NZドル円は87円前半で推移。NZ財務省が第2四半期の成長率が鈍化するとの見通しを示したが材料視されていない。
 
東京タイム午後は穏やかな展開が継続しそうだ。手がかりとなりそうなイベントは予定されておらず、日経平均株価が多少動いたとしても短期筋の積極的な動きは期待できそうにない。普段通り、模様眺めの時間帯だろう。
 
 
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