東京市場 午前概況 本邦祝日を控え動意に乏しい

2014年12月22日 12:10

週明けの東京タイム午前は市場全体が閑散。クリスマス休暇入りの参加者が多く取引に厚みがないうえ、本邦祝日を控えていることも売買を手控えさせた。続伸して始まった日経平均は上げを維持できず失速。ドル円やクロス円の上値を抑制する材料として多少は意識された。ただ前場の値幅は100円程度と盛り上がりに欠け、円相場をけん引するだけの要因でもなかった。25日のゴトー日(5・10日)のスポット応当日となる仲値に向けた動意も極めて限定的。
 
ドル円はオセアニアタイム早朝に119.66円まで直近高値を更新したあと119.32円へ失速。時間外の米長期金利が低下傾向だったため、ドルの上値が重くユーロドルが1.2241ドルまでじり高。ユーロ円は145.98円まで下押しを先行させたが、対ドルの底堅さを支えに146.20円へ持ち直した。ポンドドルは1.56ドル半ばで底堅く、ポンド円は186円半ばを中心に下値が限定的。
 
NZドル/ドルは0.7715ドル、NZドル円は92.09円まで弱含みで推移。ともに先週末の安値を下回った。豪ウエストパック銀行が発表したNZ10-12月期消費者信頼感が、前期を下回ったことも嫌気されたもよう。普段はほとんど見向きもされない指標だが、材料が乏しいなかで短期的にスポットがあたった可能性はある。豪ドルは対NZドルでの豪ドル高も支えに対ドルが0.81ドル半ば、対円が97円前半で下値が浅い。