東京市場 午前概況 月末・四半期末で動意薄、仲値での動意も限定

2014年06月25日 11:53

東京午前の為替市場で円相場は小動き。日経平均株価が一時100円程度の下げ幅となったことで円買い圧力がやや感じられたものの、月末・四半期末で短期筋の反応は鈍い。実需の決済が集中するゴトー日(5・10日)だったが、仲値公示前後で円相場の振幅を大きくさせるほどのフローはみられず。
 オセアニア通貨には昨日の海外市場から売りが継続。月末・四半期末のリバランスの可能性があるほか、豪ドルは今週HSBC中国製造業PMIが強かったことを手がかりに年初来高値の更新を視野に入れたが、塗り替えるほどの勢いはなく押し戻されており、上値トライに失敗した反動から豪ドル売りが入っている印象もある。
 ドル円は101.87円、ユーロ円は138.57円、ポンド円は172.91円、加ドル円は94.78円まで小幅に円高に振れたが勢いはなく、昨日のNYクローズから大きく離れる動きはみられない。
 豪ドル/ドルは0.9354ドル、NZドル/ドルは0.8662ドル、豪ドル円は95.33円、NZドル円は88.27円まで弱含み。東京タイム序盤にかけてオセアニア通貨売りが続いた。足元ではいずれも下げ一服。
 ユーロドルは1.36ドルちょうど付近、ポンドドルは1.69ドル後半で小動きだが、ポンドドルは昨日の余韻でやや重い。
 月末・四半期末で金融市場全般が動きづらく、東京午後の円相場は小動きだろうが、視線を据えておくなら豪ドル円か。豪ドル円は21日移動平均線をやや下回る水準で下げ渋っている。5月からの上昇トレンドラインを下回った後だけに調整圧力は相応に強いものの、21日移動平均線がサポートとして意識されるなら上値を目指した流れに復帰する可能性がある。
 
 
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