東京市場 午前概況 昨日の反動でドル高、豪CPI受けて豪ドル買い

2015年01月28日 12:05

東京午前はドル買いが優勢。ドル円は118.28円まで水準を切り上げた。ユーロドルは1.1331ドル、ポンドドルは1.5155ドルまで下落。昨日発表された弱い米耐久財受注でドル安に振れたものの、出口へ向けて舵を切っている米金融当局が反対方向へと舵を切り直すとは考えにくく、原油安やドル高のリスクを今回の声明文から強調し始める可能性も低いことから、短期的なドル安が調整されている。反落して始まった日経平均株価が一時プラス転換したこともドル円をサポート。
 
豪ドルは上昇。豪消費者物価指数(CPI)のトリム平均値が前期比+0.7%となり、市場予想の同+0.5%や前回値を上回った。主要国のなかで豪州もディスインフレ圧力にさらされているとみられているが、豪物価指標にそれほど弱さは確認できなかった。豪ドル/ドルは0.8010ドル、豪ドル円は94.42円まで戻り歩調を継続。
 
NZドル/ドルは0.74ドル前半から半ばで小動き。明日の東京早朝、NZ準備銀行(RBNZ)が政策金利と声明を発表する。
 
ユーロ円は133円後半を中心に小動き。ポンド円は179円ちょうど前後で上下した。円相場を中心とした動意は限定的。
 
東京午後は小動きか。昨日のドル安の反動が一巡すると、ドル円にはこう着感が広がりそうだ。FOMC声明に対する思惑は乏しく、先走ったフローも想定しにくい。