東京市場 午前概況 昨日の反動でドル円は小高いが、値動きは軽微

2014年12月26日 12:24

東京午前の為替市場の方向感は乏しかった。クリスマスで昨日の海外市場はほぼ休場で手がかりに乏しく、東京タイムの流動性は依然として限られた。
 
発表された11月の全国消費者物価指数(CPI)は、生鮮食品を除き前年比+2.7%の伸びとなった。市場予想と一致している。エネルギー価格の下落が背景。11月の失業率は市場予想と一致。11月の有効求人倍率は市場予想を上回り、22年半ぶりの高水準を記録した。11月の鉱工業生産指数・速報値は前月比で予想外のマイナスだった。
 
ドル円は前日の東京タイムに円高に振れた反動から120.43円まで戻り歩調に。ユーロ円は147.06円、ポンド円は187.38円、加ドル円は103.65円まで小高く推移したが、市場参加者が限られるなかで値動きは限られた。
 
ユーロドルは1.2205ドルまで下押し、豪ドル/ドルは0.8130ドルまで小幅に上振れたが一時的な値動きにとどまっている。
 
東京タイム午後は閑散としそうだ。海外市場でクリスマス休暇明けの市場参加者が戻ってくるとしても、週末の本日に果敢に取り組む必要はない。海外市場で値動きが期待しにくいなかで、アジア勢は引き続き模様眺めだろう。