東京市場 午前概況 日経平均は続伸、ドル円は119円挟んで動意薄

2015年02月20日 12:11

東京午前の為替相場はもみ合い。今週注目のイベントであった日銀金融決定会合と、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録の公表をこなし、来週のイエレンFRB議長の機会証言を見極めたいとして、様子見ムードが強まっているもよう。3日続伸して寄り付いた日経平均株価は約15年ぶりの高値を塗り替えた昨日の水準を上回るなど堅調な動きが継続。株高にはほとんど反応を示さず、ドル円は119円を挟んで小動き。河合日銀参与は、現在追加緩和を行う必要はないが、円安を恐れて追加緩和を手控えるべきではないとの見解を示した。
 
ギリシャの支援延長をめぐるユーロ圏財務相会合を本日に控え、ユーロドルは1.13ドル後半、ユーロ円は135円前半で上値の重い動き。現行の支援プログラムの期限が、あと1週間に迫っているものの不透明感は晴れていない。期限ぎりぎりまでもめる可能性がある。ポンドドルは1.54ドル前半、ポンド円は183円半ばで推移。オセアニア通貨も狭いレンジ内で、豪ドル/ドルが0.78ドル前後、NZドル/ドルが0.75ドル前半、豪ドル円が92円後半、NZドル円は89円半ばで推移。
 
午後も新規材料が乏しく、小動きが続きそうだ。ドル円は118円後半から119円前半でのレンジ相場が見込まれる。日足一目均衡表・転換線の119.33円付近では上値が重くなるか。