東京市場 午前概況 円買い先行もドル円は101.42円まで水準回復

2014年07月18日 12:23

東京タイム午前、ウクライナで民間旅客機が撃墜との報道でリスク回避の円買いが先行したものの、ドル円・クロス円の下落は株式寄り付き前に落ち着き、小幅に巻き戻しが入った。
 
ドル円は早朝に101.09円まで下落したものの下げ渋り、101.42円まで水準を回復した。3連休を控えた実質ゴトー日(5・10日)の仲値公示にかけてドル買いフローも出ていたもよう。日経平均株価は大幅安となったものの下げ渋り、米10年債利回りが若干水準を持ち直し時間外取引を再開したことも支えとなった。ウクライナの旅客機撃墜に関しても、ウクライナ当局は親ロシア派武装勢力が撃墜としている一方、親ロシア分離独立派「ドネツク人民共和国」指導者が関与を否定し、ウクライナ軍が撃墜したと指摘するなど不透明な部分がある。リスク回避の動きをいったん落ち着かせ、様子見ムードとなったようだ。
 
クロス円も円買いの動きをいったん収束させ、ユーロ円が136.72円まで下落後に137.14円、ポンド円が172.76円から173.39円、豪ドル円が94.39円から94.92円、NZドル円が87.50円から87.98円、加ドル円が93.91円から94.29円まで上昇している。
 
対ドルでも、安値水準から小幅に戻す動きで、ユーロドルは1.35ドル前半、ポンドドルは1.71ドル前後で推移。豪ドル/ドルは0.93ドル前半から半ばへ、NZドル/ドルは0.86ドル半ばから後半へと持ち直した。
 
午後も先行した円買いの巻き戻しが続くか。ただ、昨日の急激に進んだリスク回避の反動の域を超えるものではない。各通貨の下落幅の半値戻しの水準で動きが滞ることなどもありそう。ドル円は101.45円が16日からの下落幅の半値戻しとなる。
 
 
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