東京市場 午前概況 今日も動意薄、株高による円売りはごくわずか

2014年07月29日 12:05

東京午前の為替市場は動意薄。本日は月末31日の応当日にあたるものの、月末フローによる値動きはほぼみられなかった。3日続伸して始まった日経平均株価が一時100円高の上昇幅となったことで、ごくわずかに円売りが入ったが、ドル円やクロス円の値幅は限定的。夏季休暇シーズンで市場参加者が乏しいうえ、明日からの米重要イベントを控えた模様眺めムードが強い。
 
本日発表された6月の日本の失業率は3.7%に上昇し市場予想を上回った一方で、改善が続く有効求人倍率は1992年6月以来の高水準を記録。全世帯の実質消費支出は前年比-3.0%となり、3カ月連続でマイナスだったが、市場予想の-4.0%ほど弱くはなかった。いずれも相場に対する影響は限定的。
 
ドル円は101.91円、ユーロ円は136.93円、ポンド円は173.07円、NZドル円は87.18円まで水準を切り上げた。ただ、ドル円の値幅は今のところ10銭程度で、値動きはかな
り微弱。
 
豪ドル/ドルは0.9392ドル、豪ドル円は95.71円まで弱含み。対NZドルで豪ドル売りフローが継続し、対円・対ドルで豪ドルを圧迫した。
 
ユーロドルは年初来安値圏である1.34ドル前半で小動き。ポンドドルは1.69ドル後半でもみ合い。
 
東京タイム午後は一段と動意が乏しくなりそうだ。後場に日経平均株価が一段と上昇するか、マイナス転換するなら円相場は多少反応しそうだが、ごく短期的な値動きにとどまり、値幅は広がらないだろう。
 
 
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