東京市場 午前概況 世界的株高から円売り、ドル円107.27円を示現

2014年10月20日 12:15

東京午前の為替相場は、各通貨で円が売られた。先週末に発表された米経済指標の堅調さや世界的な株高を受け、リスク回避志向の薄まりから円売りが加速。日経平均が15000円台を回復するという後押しもあり、ユーロ円は136.93円まで上値を拡大。これにつられてユーロドルは1.2770ドルまで上昇した。ドル円も堅調に推移し一時107.27円まで上昇したが、クロス円に連動した対ドルの影響もあり107.20円付近で上値の重い展開となっている。
 
各通貨で円売りは顕著で、ポンド円は172.81円まで上昇。また中国・香港株が反発したことや、中国当局が今日開幕する「四中全会」で景気てこ入れ策を講じるとの見方があり、資源国通貨が強含み。豪ドル円は94.21円、NZドル円は85.36円、加ドル円は95.20円まで上値を拡大している。また豪ドル/ドルは0.8788ドル、NZドル/ドルは0.7962ドル、ドル/加ドルは1.1262加ドルまで対ドルで上昇した。
 
午後も株価をにらみながら、円売り基調に変化なしか。世界的な株高や日経平均が15000円台を回復したことは明るい材料。本格的にリスク回避が後退したとなれば、ポジション調整を挟みながらも円安が進むことが考えられる。
 
 
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