東京市場 午前概況 ドル円は米雇用統計控え103円後半でこう着

2014年04月04日 12:24

東京タイム午前、市場は全般的に米雇用統計の発表を控えて様子見ムードだった。ドル円は、海外市場から引き継いだ103円後半レンジで動意の鈍い状態が続いた。積極的な売買を誘いそうなイベントも乏しく、新年度開始後で初の実質ゴトー(5・10)日の仲値公示に掛けた動きも特に目立たなかった。米株式市場が横ばいで引けた後を受けた本邦株式市場の動きも鈍く、為替相場を刺激する材料にはならなかった。日経平均株価は66円安で寄り付き、強い方向感を示すことなく前日終値付近に戻して上下。15091円(+19)で前場を引けた。
 他通貨も小動きで、ユーロとポンドは、昨日のECB理事会を挟んでユーロポンドがやや荒っぽい動きとなった後を受けての調整もあって多少振幅したが、ユーロドルは1.37ドル前半、ポンドドルは1.65ドル後半で推移。ユーロ円も142円半ば、ポンド円は172円前半レンジ中心での限定的な動きだった。オセアニア通貨も豪ドル円が96円付近、NZドル円が88円後半、豪ドル/ドルは0.92ドル前半、NZドル/ドルは0.85ドル半ばで精彩を欠いた。ドル/加ドルも1.10加ドル前半、加ドル円は94円前半でこう着状態だった。
 午後も、為替はさらに様子見を強めていくか。ドル円はオーダー的にも、米雇用統計を意識した104円ちょうどの大きめな本日NYカットオプションがアンカーとなり動きにくそうだ。