東京市場 午前概況 ドル円は株価につられ119円後半で上下

2014年12月05日 12:26

日経平均株価が前日比65円安と反落して寄り付くと、円買いが先行した。株価の下落幅が100円超まで拡大すると、ドル円は一時119.71円まで下押し、これにつられてクロス円も軟化。ユーロ円は148.32円、ポンド円は187.30円、NZドル円は93.13円、加ドル円は105.11円まで下値を広げた。ただ、その後はゴトー日(5・10日)の仲値公示にかけ、株価の下げ止まりとともに円買いも一服。前引けにかけて株価が下落幅を縮小させると円の戻り売りが優勢となり、ドル円は119.95円まで上昇。ユーロ円は148.47円、ポンド円は187.70円台、NZドル円は93.30円、加ドル円は105.28円まで水準を上げた。
 
豪ドルは、序盤にやや買われたものの、早期の利下げ予測が市場に広がっていることもあり上値が重かった。豪ドル/ドルは0.8380ドル近辺の安値圏で小動き。豪ドル円は株価につられた円買い・円売りにより100.50円前後でもみ合った。
 
ユーロドルは、ドラギECB総裁発言を材料にした取引も一服しており、1.2373-93ドルの狭いレンジ内での取引となった。
 
午後も為替市場に影響を与えそうな、目立ったイベントは予定されていない。本日NYタイムに米雇用統計を控えていることもあり、株価に左右されながらも方向感の乏しい展開となりそうだ。