東京市場 午前概況 ドル円はやや軟調 日経平均の上値重く

2014年10月22日 12:10

東京午前の為替相場は、ECBによる追加緩和への期待から継続していたユーロ売りも一服、全般小動きとなった。ユーロドルは1.2727ドルまでじり高で推移し、ユーロ円も136円ちょうど付近で下げ渋った。
 
ダウ平均の続伸を背景に、日経平均も寄り付きから15000円台を回復。ただ、徐々に上値が重くなったことが嫌気され、ドル円は107円ちょうど付近の小動きから106.85円まで弱含みの展開となった。
 
豪ドルは豪7-9月期消費者物価指数が前期の+3.0%から鈍化し、いったんは売りが先行した。豪ドル/ドルは0.8747ドル、豪ドル円は一時93.58円まで下落した。しかしほぼ予想通りの結果であったことや、安定的なインフレ上昇が続いていることに変化はなく、最終的には発表前と同水準に戻している。NZドル/ドルは0.7970ドル付近、NZドル円は85.25円付近を中心に方向感は限定的。
 
午後は、根強いユーロへの売り圧力や、基調的なドル高・円安は変わらないと見られるなか、伸び悩んでいる日経平均の推移を見守りながら、欧州勢の参加を待つ主体性に乏しい展開となりそうだ。
 
 
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