東京市場 午前概況 イベント待ち、ドル円は118円挟み小幅振幅

2015年01月22日 12:18

東京タイム午前はイベント限定のなか、注目のECB理事会を今夜に控え、様子見ムードが強まった。大きな材料を前に調整中心の推移。ドル円は、日経平均株価が小幅高で寄り付き、じりじり水準を上げる推移に歩調を合わせ118.16円まで上昇した。しかしその後は株価がマイナス圏へと反落。ドル円は、本日朝方からのレンジ下限117.80円台へ一時下押すなど方向が定まらなかった。
 
ユーロドルは、昨日NYタイム後半からの買い戻しを1.1629ドルまで進めたが伸び悩み、1.1592ドルまでいったん下落。今夜にECB追加緩和の決定が見込まれるなかでは、一方的に買い戻しを進めにくかったようだ。ユーロ円は、ユーロドルの軟化局面でも円売りに支えられ、137円を多少下回る程度で推移した。ポンドは、戻りの鈍いユーロに対するポンド買いを支えに、ポンドドルは1.5159ドル、ポンド円も178.94円まで小幅高。
 
資源国通貨は、昨日NYタイムに加ドルを中心として水準を下げた地合いを引きずり、上値が重かった。昨夜の予想外の加利下げを重しに、ドル/加ドルは1.23加ドル半ば、加ドル円は95円半ばでさえず。豪ドル/ドルは0.80ドル後半で戻りが鈍く、豪ドル円は95円前半、NZドル/ドルは0.75ドル前半、NZドル円は89円割れへ下押した。
 
午後も調整中心の相場つきに終始するか。ただ、早出の欧州勢の参入以降は調整フローによる値幅も大きくなりやすいかもしれない。