東京市場 午前概況 やや円高だが月末・四半期末で積極的な売買は見送り

2014年06月24日 11:52

東京午前の為替市場では、やや円買いが優勢。円高の背景は日経平均株価が一時100円超の下げ幅となったことだが、一方的な株安でもなく円高推移は小幅だった。月末・四半期末で積極的な売買は見送られている。日経平均株価は56円安の15313円で前場を引けた。
 
ドル円は101.81円、ユーロ円は138.46円、ポンド円は173.30円まで水準を切り下げたが、円の上昇幅はごくわずか。豪ドル円は96円ちょうど付近、NZドル円は88円後半でもみ合い。
 
ポンドドルは1.70ドル前半でこう着。本日はカーニー・イングランド銀行(BOE)総裁が四半期インフレ報告について議会証言を行う予定となっており、マンション・ハウス・スピーチに続いて、どの程度タカの派トーンが示されるか注目を集めている。ユーロドルは1.36ドルちょうど付近で推移。
 
NZドル/ドルは0.87ドル前半でもみ合い。NZのカーマデック諸島沖で地震が発生したものの、手がかりにはなっていない。豪ドル/ドルは0.94ドル前半で小幅な上下を繰り返している。
 
東京タイム午後は小動きが続くと思われる。株価が動意付けば円相場でもそれなりに反応はあるだろうが、トレンドレスのドル円がわずかに変動するだけであり、追いかけて報われるほどの値動きは発生しないだろう。月末・四半期末を背景とした一時的なフローから流れらしきものが顔を出しても、適当な背景を当てはめて眺めるべきではないと思われる。
 
 
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