東京市場 午前概況 やや円高、模様眺めではない市場参加者も

2014年12月25日 12:06

東京午前の為替市場では、円がわずかに買われた。本日の海外市場がクリスマスで休場となるため本邦勢の動意は乏しかったものの、小口のフローに押されてドル円は120.08円まで弱含み。年末・四半期末を控えたゴトー日(5・10日)の仲値公示で値動きは目につかなかった。日経平均平均は小幅反落しているが、関連市場などが意識された結果の円高ではなかった。
 
11月18-19日開催分の日銀・金融政策決定会合議事要旨では、多くの委員が「原油安はしばらく物価下押し圧力として働く」、10月末に決定した追加緩和について「市場はポジティブに反応している」との認識を示した。材料視はされていない。
 
ユーロ円は146円半ば、ポンド円は186円後半、豪ドル円は97円半ば、NZドル円は92円後半で推移し、昨日のNYクローズ水準からやや円高に振れている。
 
ユーロドルは1.2215ドル、豪ドル/ドルは0.8128ドルまでドル売りが優勢。特に手がかりは見当たらない。
 
東京タイム午後は、午前に円高に振れた反動が出る可能性がある。巻き戻しがクリスマス明けに持ち越されるシナリオも想定できるが、午前の円高はドル円の120円割れに向けたストップハンティングのようにみえる。