本日の見通し(香港市場) 3月の中国製造業PMIに注目

2014年04月01日 09:56

神経質な展開か、3月の中国製造業PMIに注目
 
 本日の香港市場は神経質な展開か。寄り付き前に3月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が発表される予定で、結果によっては相場の波乱要因となりそうだ。市場予想は50.1で、景況判断の分かれ目となる50を保つかが焦点。また、寄り付き後にはHSBC算出の製造業PMIの発表を控える。前回3月24日に発表された速報値が8カ月ぶりの低水準となっただけに、市場予想の48.1を上回るかが注目される。
 
 一方、PMIが波乱なく通過すれば買い優勢の展開か。前日のNY市場でダウ平均は続伸。米連邦準備委員会(FRB)のイエレン議長が講演で「経済には異例の支援が当面必要」「QEの縮小は、景気刺激に対する確約の後退を意味するわけではない」と金融面からの景気の下支えを行っていくことを示唆したことが好感された。香港市場でもこの流れを引き継ぎ、投資家がリスクを取る姿勢をやや強める可能性がある。