本日の見通し(東京市場 株式) 米株高や前日大幅安の反動で買戻し

2014年04月10日 07:48

 東京市場は買い優勢の展開となりそうだ。日経平均株価の予想レンジは14350円-14550円。米株高を背景に朝方は強含みの推移が想定される。CME225先物(円建て)の清算値がオプション権利行使価格の14500円を超えており、この水準を回復するかが焦点となるだろう。物色面では、年初来安値を更新したトヨタやホンダ、株安で大きく売り込まれた証券大手、早期の追加緩和期待の後退が嫌気された不動産株などの買戻しに期待がかかる。指標では、8時50分に発表される2月機械受注に注目。決算は、ローソン、Jフロント、良品計画、ファストリといった小売大手が引け後に発表する。
 
 9日のNY株式相場は続伸。3月に開催されたFOMCの議事要旨を受けて、利上げ懸念が後退したことが株価を押し上げた。ダウ平均は前営業日比181.04ドル高い16437.18ドルで終了した。 NASDAQは前営業日比70.92ポイント高の4183.90ポイント、S&P500は前営業日比20.22ポイント高い1872.18ポイントで終了した。 円建てのCME225先物は大証日中終値と比べ125円高の14505円、ドル建ては170円高の14550円で終えた。