本日の見通し(東京市場 株式) 米株大幅安で日経平均14000円割れの可能性も

2014年04月11日 08:02

東京市場は売り優勢の展開となりそうだ。日経平均株価の予想レンジは13970円-14150円。大幅調整を強いられた米株市場や、景気減速懸念が強まっている中国市場を背景に、寄り付きから軟調な推移が想定される。オプションSQを迎えてたが、CME先物の動向を勘案すると、14000円割れの水準もあるだろう。昨日引け後に決算発表したファストリは市場予想を下回る利益見通しが嫌気され、ADRで4%超の下落率を記録。日経平均への寄与度が高いだけに、ネガティブな影響が懸念される。イベントでは、3月10・11日開催の日銀金融政策決定会合議事要旨の公表に注目。決算はビックカメラや吉野家HDなどが引け後に発表する。
 
 10日のNY株式相場は3営業日ぶりに反落。好悪の材料が混在する中、足元のトレンドでもあるモメンタム銘柄とバイオテクノロジー株の調整が再開し、ダウ平均は前営業日比266.96ドル安の16170.22ドルで終了した。 NASDAQは前営業日比129.79ポイント安い4054.11ポイント。下落率は3.10%で、2011年11月以来の下落率を記録した。S&P500は前営業日比39.10ポイント安の1833.08ポイントで終了した。 円建てのCME225先物は大証日中終値と比べ260円安の14030円、ドル建ては220円安の14070円で終えた。