本日の見通し(東京市場 株式) 地合いは良好ながら日銀短観や中国PMIをにらんで小動きか

2014年04月01日 08:49

東京市場は底堅い優勢となりそうだ。日経平均株価の予想レンジは14750円-14900円。イエレンFRB議長のハト派発言を受けてドル円は103円台前半まで円安が進んでおり、自動車株を中心に輸出関連株が相場のけん引役になるとみる。また、出遅れ感から買い戻しが入っているメガバンクの動きも注目される。ただ、CME225(円建て)の清算値(14815円)が意識されれば上値の重い展開が想定される。8時50分に発表される3月日銀短観の内容が市場予想並みであれば、買いを手控える流れとなることも考えられる。また、ザラ場中には中国3月製造業PMI(10:00)や中国3月HSBC製造業PMI確報値(10:45)の発表も控えており、内容を見極めるまでは様子見ムードが強まる展開となりそうだ。
 
 31日のNY株式相場は続伸。四半期末に伴いドレッシング買いが広がったほか、イエレンFRB議長が金融面からの景気下支えを示唆したことが好感された。 NASDAQは前営業日比43.23ポイント高い4198.99ポイント、S&P500は前営業日比14.72ポイント高の1872.34ポイントで終了した。 円建てのCME225先物は大証日中終値と比べ35円高の14815円、ドル建ては75円高の14855円で終えた。