本日の見通し(東京市場 株式) 円高進行を受けて全面安の展開か

2014年04月09日 07:54

東京市場は売り優勢の展開となりそうだ。日経平均株価の予想レンジは14300円-14500円。日銀の金融政策決定会合が市場の一部にあった追加緩和の期待をそぐ形となり、為替市場では1ドル=101円台後半まで円買いが進んでいる。円高基調を受けてADRは全面安となっており、こうした流れから朝方は輸出関連株を中心に幅広い銘柄に売りが出るだろう。日経平均は昨日の下値支持である200日線(14589.50円)を割り込むと、次は3月27日安値(14227.81円)まで目立った下値メドがなく、先物主導で落ち着きどころを探る展開が想定される。14時に発表される4月の日銀金融経済月報がネガティブな地合いに歯止めをかける材料となるか注目したい。決算発表では引け後にABCマートやサイゼリヤなどが控えている。
 
 8日のNY株式相場は4営業日ぶりに反発。日柄的な要因と1-3月期企業決算を控えたことから、自律反発となった。ダウ平均は前営業日比10.27ドル高い16256.14ドルで終了した。 NASDAQは前営業日比33.24ポイント高の4112.99ポイント、S&P500は前営業日比6.92ポイント高い1851.96ポイントで終了した。 円建てのCME225先物は大証日中終値と比べ235円安の14355円、ドル建ては190円安の14400円で終えた。