日経平均寄与度ランキング(午後)
ジャンク級に格下げと報道されたソフトバンクは値下がり寄与トップ
2013年07月08日
*15:29JST
8日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり25銘柄、値下がり195銘柄、
変わらず5銘柄となった。
日経平均は反落。200.63円安の14109.34円(出来高概算32億6427万株)で取引を終了
した。先週末に発表された米6月雇用統計を受けたドル高・円安が支援材料となり、
主力の景気敏感株を中心に買い先行でスタートした。ただし、直近の大幅上昇による
短期的な過熱感が意識される中で、上海総合指数などアジア株安をきっかけに利益確
定売りが膨らんだ。
ゴールドマンが新規に買い推奨した日揮<1963>が値上がり寄与トップ。また、先週に
新型蓄電池の供給報道があった住友電気工業<5802>は値上がり寄与2位に。そのほか、
7&I-HD<3382>や日本碍子<5333>が値上がり寄与上位にランクイン。
一方で、スタンダード&プアーズがジャンク級に格下げと報道されたソフトバンク
<9984>が値下がり寄与トップに。指数インパクトの大きいKDDI<9433>、ファナック
<6954>、ファーストリテイ<9983>が続く。また、公募増資発表で希薄化懸念の大和ハ
ウス<1925>は値下がり寄与5位に。その他、先週に大幅高した三菱地所<8802>、三井
不動産<8801>などの不動産株は利益確定売りから値下がり寄与上位にランクイン。
*15:00現在
日経平均株価 14109.34(-200.63)
値上がり銘柄数 25(寄与度+9.36)
値下がり銘柄数 195(寄与度-209.99)
変わらず銘柄数 5
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<1963> 日揮 3650 75 +3.00
<5802> 住友電 1301 36 +1.44
<3382> 7&I-HD 3775 20 +0.80
<5333> ガイシ 1320 18 +0.72
<6302> 住友重 449 14 +0.56
<8630> NKSJHD 2483 47 +0.47
<2502> アサヒ 2564 8 +0.32
<6113> アマダ 702 6 +0.24
<7012> 川重 336 6 +0.24
<7013> IHI 419 5 +0.20
<4523> エーザイ 4120 5 +0.20
<5714> DOWA 978 4 +0.16
<6326> クボタ 1515 4 +0.16
<3863> 日本紙 1443 34 +0.14
<8304> あおぞら 317 3 +0.12
<9501> 東電 628 26 +0.10
<8725> MS&AD 2758 7 +0.08
<2501> サッポロHD 386 2 +0.08
<7011> 三菱重 608 2 +0.08
<5631> 日製鋼 583 1 +0.04
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9984> ソフトバンク 5680 -200 -24.02
<6954> ファナック 14540 -230 -9.21
<9433> KDDI 4995 -105 -8.41
<9983> ファーストリテイ 36800 -200 -8.01
<1925> 大和ハウス 1780 -185 -7.41
<7267> ホンダ 3760 -80 -6.41
<8802> 菱地所 2742 -131 -5.25
<4063> 信越化 6770 -130 -5.21
<6971> 京セラ 10450 -130 -5.21
<8801> 三井不 3080 -120 -4.80
<4324> 電通 3140 -115 -4.60
<8830> 住友不 4220 -115 -4.60
<9735> セコム 5430 -110 -4.40
<9613> NTTデータ 359000 -10000 -4.00
<6301> コマツ 2257 -71 -2.84
<7751> キヤノン 3330 -45 -2.70
<8253> クレセゾン 2499 -66 -2.64
<4901> 富士フイルム 2259 -65 -2.60
<7203> トヨタ 6250 -60 -2.40
<6902> デンソー 4700 -60 -2.40
[先物OP市場ウォッチ]
大引け:アジア株安やソフトバンクの格下げなどが影響して反落
*16:33JST
8日の日経225先物は、先週末比240円安の14100円と反落で取引を終了。高値は14510
円、安値は14060円。上下レンジは450円。売買高はラージが6万6196枚、ミニは57万
6927枚。一方、TOPIX先物は、先週末比20.5p安の1171.0p。高値は1204.5p、安値
1167.5p、上下レンジは37.0p、売買高は5万4982枚。
先週末の米雇用統計上振れの影響から225先物は買い優勢の展開で取引を開始した。
ただ、買い一巡後は14500円台を付ける場面も見られたが、上海などアジア株の下落
などを受けて、マイナス圏に突入。引けにかけてはソフトバンク<9984>の格下げなど
も影響して下への動きを強める展開となった。なお、一日の値動きは400円超と大き
な値動きで5日線を下回り陰線を残す格好に。
225先物の手口では野村が2729枚の売り越しとなった一方、JPモルガンが3000枚超の
買い越し。TOPIX先物に関しては、UBSが2026枚の売り越しで売り筆頭となった一方、
ゴールドマン・サックスが1811枚買い越し。