日経平均寄与度ランキング(午前)
指数インパクトの大きいファーストリテイ<9983>などが値上がり寄与上位に
2013年07月09日
*12:07JST
9日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり200銘柄、値下がり22銘柄、
変わらず3銘柄となった。
日経平均は反発。162.98円高の14272.32円(出来高概算14億8000万株)で前場の取引
を終えた。ポルトガルの政局混乱が落ち着いたことを好感した欧米株式市場の上昇の
流れが波及。米国では取引終了後にアルミ大手アルコアが発表した4-6月期の利益
が、市場コンセンサスを上回ったことも材料視された。
指数インパクトの大きいファーストリテイ<9983>、KDDI<9433>、ファナック
<6954>、が値上がり寄与上位に。また、業績好調の7&I-HDは<3382>は値上がり
寄与5位に。そのほか、前日に大幅下落した住友不動産<8830>、三井不動産<8801>な
どの不動産株は値上がり寄与上位にランクイン。
一方で、海外市場で公募増資と報道されたオリンパス<7733>は希薄化懸念で値下がり
寄与トップに。また、8日に格下げ報道のあったソフトバンク<9984>は引き続き弱い
動きで値下がり寄与2位に。その他、インテル下落の影響を受けたニコン<7731>、ア
ドテスト<6857>などが値下がり寄与上位にランクイン。
*11:30現在
日経平均株価 14272.32(+162.98)
値上がり銘柄数 200(寄与度+182.96)
値下がり銘柄数 22(寄与度-19.98)
変わらず銘柄数 3
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテイ 37100 300 +12.01
<9433> KDDI 5090 95 +7.61
<6954> ファナック 14720 180 +7.21
<8830> 住友不 4390 170 +6.81
<3382> 7&I-HD 3910 135 +5.41
<7267> ホンダ 3825 65 +5.21
<6971> 京セラ 10570 120 +4.80
<8801> 三井不 3195 115 +4.60
<4503> アステラス薬 5580 110 +4.40
<7270> 富士重 2667 92 +3.68
<7203> トヨタ 6340 90 +3.60
<6902> デンソー 4790 90 +3.60
<4324> 電通 3220 80 +3.20
<9735> セコム 5510 80 +3.20
<4063> 信越化 6850 80 +3.20
<6305> 日立建 2088 66 +2.64
<4507> 塩野義 2132 65 +2.60
<7205> 日野自 1641 62 +2.48
<6301> コマツ 2319 62 +2.48
<4502> 武田 4670 60 +2.40
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<7733> オリンパス 2897 -198 -7.93
<9984> ソフトバンク 5640 -40 -4.80
<4543> テルモ 5020 -70 -2.80
<7731> ニコン 2299 -35 -1.40
<6857> アドテスト 1636 -14 -1.12
<7735> スクリーン 551 -11 -0.44
<2802> 味の素 1390 -9 -0.36
<6753> シャープ 426 -4 -0.16
<6501> 日立 670 -4 -0.16
<6767> ミツミ 688 -4 -0.16
<4689> ヤフー 50300 -800 -0.13
<5333> ガイシ 1318 -2 -0.08
<6701> NEC 227 -2 -0.08
<3863> 日本紙 1429 -14 -0.06
<4004> 昭電工 137 -1 -0.04
<5801> 古河電 235 -1 -0.04
<7012> 川重 335 -1 -0.04
<5406> 神戸鋼 139 -1 -0.04
<6702> 富士通 420 -1 -0.04
<5707> 東邦鉛 282 -1 -0.04
[先物OP市場ウォッチ]
トレンド悪化は回避も、上海株の動向には降らされやすく:見通し
*08:11JST
8日の225先物は先週末比240円安の14100円で取引を終了。買い一巡後は上海などアジ
ア株の下落などを受けて、マイナス圏に突入。引けにかけてはソフトバンク<9984>の
格下げなども影響して下への動きを強める展開となった。米国株式相場は上昇。ダウ
平均は88.85ドル高の15224.69、ナスダックは5.45ポイント高の3484.83で取引を終了
した。今週から4-6月期決算発表シーズンに入ることから、米国主要企業の業績への
期待感から終日堅調推移となった。長期金利の高止まりで金融セクターが堅調だが、
10日に公開予定のFOMC議事録の内容を見極めたいとの思惑から、手控える向きも多
い。
円建てCME先物の清算値は日中の大証終値比210円高の14310円。為替市場では、ド
ル・円は100円80銭台、ユーロ・円は129円70銭台で推移(日本時間8時00分時点)。
ナイト・セッションでは昨日の日中下落分(240円)をほぼ取り戻した格好となって
おり、5日線割れに伴うトレンド悪化は回避できそうな状況に。ただ、買戻し一巡後
は14300円での値固めを期待したいところだが、不安定な上海株など中国株の動向に
は振らされやすい展開に。10時30分、14時と中国株がスタートする時間には仕掛け的
な動きを警戒。
オプション市場ではコール、プットともに出来高は先週末比で増加したが、日経VI
(ボラティリティ・インデックス)は先週末比-0.25の34.17と低下。5日続落で低下
傾向は鮮明となっている。ボラティリティの低下で投資家心理も改善に向かうと思わ
れるが、現物の出来高が増加するのは大勢が報じられ始める参議院選挙の終盤戦辺り
か。引続き現物市場では大型株よりも材料株など中小型株に物色が向かいそうだ。本
日もアジア株の動向を警戒、上値メドは14400円、下値メドは14150円とする。
*09:08JST
225先物は前日比190円高の14290円で取引を開始。米国株の安定した動きなどが材料
視されて昨日の下落分を取り戻す展開となっている。ただ、買戻し一巡後は10時30分
前後にスタートする中国株への警戒から14300円レベルでのもみ合いが続くとの公
算。
*11:21JST
225先物は前日比210円高の14310円でしっかりとした推移が続いている。ここまでの
出来高は約2.4万枚とさほど売買が膨らんでいる印象は感じられず。買戻し一巡後は
新規の買いは入りにくい地合いに。なお、日経VI(ボラティリティ・インデックス)
は低下傾向が強まっており32台で推移している。