日経平均寄与度ランキング(午前)
ファーストリテイ、日揮が値上がり寄与上位に
2013年07月08日
*12:10JST
8日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり132銘柄、値下がり75銘柄、
変わらず18銘柄となった。
日経平均は続伸。55.34円高の14365.31円(出来高概算16億9000万株)で前場の取引
を終えている。米雇用統計の結果を受けた5日の米国市場の上昇のほか、円相場の1ド
ル101円台乗せが追い風となり、日経平均は14400円を回復して始まった。ただ、上値
追いには慎重であり、寄付き直後につけた14497.65円を高値にその後はこう着感の強
い展開に。前場半ばには、ハンセン指数や上海指数の弱い動きなどから、先物主導に
よるインデックス売りから下げに転じる局面もみられている。
指数インパクトの大きいファーストリテイ<9983>が値上がり寄与トップ(約36円)。
また、ゴールドマンが新規に買い推奨した日揮<1963>は値上がり寄与2位に。そのほ
か、円安を受けて京セラ<6971>、アドバンテスト<6857>、が値上がり寄与上位にラン
クイン。
一方で、公募増資で希薄化懸念の大和ハウス<1925>は値下がり寄与トップ。同一業種
の積水ハウス<1928>も値下がり寄与6位に。また、先週公募増資を発表した電通<4324>
も再び売られ値下がり寄与3位に。その他、先週大幅高となった三菱地所<8802>、
住友不動産<8830>などの不動産株は利益確定売りから値下がり寄与上位に。
*11:30現在
日経平均株価 14365.31(+55.34)
値上がり銘柄数 132(寄与度+93.58)
値下がり銘柄数 75(寄与度-38.24)
変わらず銘柄数 18
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテイ 37900 900 +36.04
<1963> 日揮 3690 115 +4.60
<6971> 京セラ 10680 100 +4.00
<6857> アドテスト 1683 32 +2.56
<3382> 7&I-HD 3815 60 +2.40
<6367> ダイキン 4380 55 +2.20
<5802> 住友電 1316 51 +2.04
<8035> 東エレク 4885 45 +1.80
<7205> 日野自 1627 42 +1.68
<8015> 豊通商 2814 37 +1.48
<5333> ガイシ 1337 35 +1.40
<9766> コナミ 2076 27 +1.08
<3099> ミツコシイセタン 1434 26 +1.04
<4502> 武田 4650 25 +1.00
<6326> クボタ 1534 23 +0.92
<5714> DOWA 995 21 +0.84
<4503> アステラス薬 5530 20 +0.80
<4523> エーザイ 4135 20 +0.80
<7203> トヨタ 6330 20 +0.80
<4063> 信越化 6920 20 +0.80
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<1925> 大和ハウス 1807 -158 -6.33
<6954> ファナック 14650 -120 -4.80
<4324> 電通 3200 -55 -2.20
<8802> 菱地所 2821 -52 -2.08
<7267> ホンダ 3815 -25 -2.00
<1928> 積水ハウス 1424 -42 -1.68
<6301> コマツ 2289 -39 -1.56
<7751> キヤノン 3350 -25 -1.50
<9984> ソフトバンク 5870 -10 -1.20
<8830> 住友不 4305 -30 -1.20
<8801> 三井不 3175 -25 -1.00
<9433> KDDI 5090 -10 -0.80
<4901> 富士フイルム 2304 -20 -0.80
<7951> ヤマハ 1179 -18 -0.72
<6305> 日立建 2064 -18 -0.72
<6506> 安川電 1290 -15 -0.60
<5214> 日電硝 490 -9 -0.54
<7731> ニコン 2335 -11 -0.44
<4911> 資生堂 1458 -10 -0.40
<2914> JT 3690 -10 -0.40
[先物OP市場ウォッチ]
14500円台到達を意識した動きも、出来高増加なるか:見通し
*08:11JST
5日の225先物は前日比350円高の14340円で取引を終了。買い一巡後は14200円レベル
で膠着感を強めたが、午後じわじわと買いが入り指数は上げ幅を拡大する展開に。出
来高は5万枚台に留まったものの、14300円台に突入する強い動きが見られた。米国株
式相場は上昇。ダウ平均は147.29ドル高の15135.84、ナスダックは35.71ポイント高
の3479.38で取引を終了した。6月雇用統計で非農業部門雇用者数が19万5千人増と予
想を大きく上回ったことが好感され買いが先行。米国債10年物利回りが2.7%台へ急
伸したことから朝方は上値の重い展開となる場面もあったが、引けにかけて上昇基調
を強める展開となった。
円建てCME先物の清算値は日中の大証終値比80円高の14420円。為替市場では、ドル・
円は101円30銭台、ユーロ・円は130円台を挟んだ推移(日本時間8時00分時点)。米
雇用統計上振れを好感したドル買いの流れは東京時間も続きそうだ。為替の円安推移
を背景に225先物は続伸スタートなる公算が大きい。とはいえ足元の出来高はさほど
膨らんでいないことから買い一巡後は14500円手前で上値が重くなるとの想定。下に
は仕掛けし難い相場環境下、値幅の狭いレンジとなる可能性もある。
今週末にはオプション、225先物ミニの特別清算値指数(SQ)算出が行なわれる。メ
ジャーSQ通過で建玉が整理された後だけにさほど注目はされていないようだ。ただ、
SQ週の中日には大きく動く傾向が今年は見られることから、10日(水)の動きには警
戒したい。また、11日(木)には指数インパクトの大きいFリテイ<9983>の決算発表
が予定されていることから、内容次第では指数算出に大きな影響を与える可能性も。
本日の上値メドは14500円、下値メドは14250円とする。
*09:13JST
225先物は先週末比140円高の14480円で取引を開始。米雇用統計の予想上振れに伴う
米国株高や為替の円安などを材料に買い優勢の展開となっている。寄付き直後には
5月29日以来となる14500円台を回復。現物市場ではソフトバンク<9984>が買いスター
トで6000円台乗せを試す展開を迎えている。
*10:49JST
買い一巡後の225先物は先週末比20円安の14320円とマイナス圏に突入している。上海
総合指数が大幅安でスタートするなどアジア株安が要因。なお、香港ハンセン指数は
2%超の下落となっているが、米量的緩和の縮小観測が再燃し不動産株が大幅安とな
っているもよう。