恐怖指数VIXは14.89、前日比上昇

2014年12月10日 06:48

投資家の不安心理を示すVIX指数は、14.89へ上昇(前営業日14.21)。主要国の株安を受けてリスクオフ志向が高まったことから恐怖指数は上昇した。ただ、前日比200ドルを超す水準まで売りが先行したダウ平均は下げ幅を縮小させ、ナスダックは1%超の下落からプラス圏へ浮上。S&P500も変わらず近辺まで持ち直すなど、米株価の底堅さが際立つ展開に。VIX指数は序盤につけた16.68から、14.84まで低下して終えた。
 
ダウ平均は前日比-51.28ドルの17801.20ドルで引けた。
 
VIX指数は、S&P500オプションの値動きを元にシカゴ・オプション取引所(CBOE)が算出・公表するボラティリティ・インデックスの略称。通称は「恐怖指数」で、上昇は市場の不安心理の強まりを、低下は不安心理の弱まりを示す。