ロンドン市場 午前概要 閑散、英製造業PMI受けてポンドに買い
2014年05月01日 19:45
ロンドン午前はドイツやフランスがレーバーデーで休場だったことや、明日の米雇用統計発表を控えて売買が見送られた。ポンドは英製造業PMIを受けて買いが入ったものの、動意は一時的。ユーロは小幅に水準を切り上げた後、小動きを続けた。オセアニア通貨や円相場もこう着している。
本日発表された発表された4月の英ネーションワイド住宅価格は前年比10.9%の伸びを記録。2007年6月以来の上昇率となり、英住宅市場の過熱感は一段と増した。4月の英製造業PMIは57.3となり、市場予想の55.4を上回った。本指数は昨年11月の57.9をピークに伸び悩んでいたものの、再び上向きつつあるようだ。
ポンドドルは1.6920ドル、ポンド円は172.92円まで水準を切り上げた。ポンドドルは2009年8月以来の高値を更新。ただ、ポンド買いは続かず。市場参加者が乏しく値動きは英製造業PMIの発表後に限られた。
ユーロドルは1.3890ドルまで強含み。特に手がかりは見当たらなかったが昨日の弱い米GDP後のドル安の流れが一時的に再現されたようだ。豪ドル/ドルは0.9313ドル、NZドル/ドルは0.8635ドルまで強含んだがその後は伸び悩んでいる。
円相場は小動き。ドル円は102.20円付近で膠着し、東京タイムからの18銭の値幅が維持されている。ユーロ円は142.01円、豪ドル円は95.15円まで円安に振れる場面はあったが、単発的なフローを背景とした動きだった。