ロンドン市場 午前概況 FRB議長の議会証言への期待感も

2015年02月24日 20:26

ロンドンタイム午前の為替相場では、ドルが主要通貨に対し堅調な動き。NYタイムでのイエレンFRB議長の議会証言への期待感もドル相場の支えになっているもよう。ドル円は昨日のレンジ上限を上回ると119.59円まで上値を伸ばし、12日以来の高値をつけた。議会証言では、利上げ再開時期やペースなどに関する質問も予想される。
 
ドル全面高の流れの中、ユーロドルは1.1296ドルまでじり安となった一方、ユーロ円は135.22円まで上値を伸ばすなど底堅い動きとなった。ギリシャは支援延長に向けた改革案を提出した。独連邦議会は27日に採決するとし、今月末の期限ぎりぎりまでの協議となりそうだ。ただ、欧州委に近い関係筋によると、欧州委はギリシャの税逃れや汚職対策などの対応を評価し、「評価できる包括的な内容」と判断しているもよう。ユーロポンドが2008年1月以来のポンド高水準までユーロ売り・ポンド買いが進んだことも支えに、ポンドドルは1.5466ドルまで買われたが、ドル全面高の流れを受けて伸び悩んだ。ポンド円は184.69円まで強含んだ。
 
資源国通貨は軟調な動きが継続。豪ドル/ドルは0.7740ドル、NZドル/ドルは0.7435ドルまで一段安。また、原油価格の軟調な動きも加ドルの重しとなり、ドル/加ドルは1.2664加ドルまでドル買い・加ドル売りが進んだ。対円でも、NZドル円は88.78円、加ドル円は94.37円まで弱含み、豪ドル円は92円半ばで上値の重い動きが続いた。