ロンドン市場 午前概況 FOMC議事録の公表待ち、値動きは朝方のみ

2014年07月09日 19:57

ロンドン午前の為替市場は模様眺め。朝方に対主要通貨でドル安の動きがみられたものの、それ以降はこう着感の強い時間帯が続いている。本日はNY午後に6月17-18日開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録が公表予定で、積極性の薄い市場参加者は早々に売買見送りを決め込んだ。FOMC議事録ではハト派寄りのスタンス維持が想定されているが、手がかりに飢えている市場参加者はもうろうとした視線で、タカ派寄りの文言がないか淡い期待を寄せている。
 
ユーロドルは1.3631ドル、ポンドドルは1.7147ドル、豪ドル/ドルは0.9416ドルまでドル安推移。NZドル/ドルは0.8818ドルまで強含み、2011年8月高値である0.8843ドルに迫った。ただ、ドル売りフローは一時的で、ポンドドルは1.7106ドルまで反落。ユーロドルは1.3610ドル付近で伸び悩んでいる。
 
ドル円は101.71円まで強含み。米長期債利回りが2.579%まで上昇し、本日の高水準を更新したことが手がかりとなったが、ドル円の反発は弱い。
 
ポンド円は173.81円まで軟化。ポンドドルの下げが重しとなった。ユーロ円は138円前半で小動き。豪ドル円は95.63円、NZドル円は89.60円、加ドル円は95.28円まで水準を切り上げたが値動きは小幅。