ロンドン市場 午前概況 FOMC控え小動き、オセアニア通貨はじり高

2014年10月29日 20:56

ロンドン午前の為替相場は、全般小動き。米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、大きな値動きは見られない。ECBによる追加緩和期待やアジア株高を背景に欧州株が堅調に推移したが、こちらも為替相場への影響は限定的だった。ドル円は一時107.94円まで下押したが、売りも続かず108円台を回復させ、小幅の上下にとどまっている。
 
ロンドンタイムに入り、欧州通貨は売りが先行し、ユーロドルは1.2724ドル、ポンドドルは1.6112ドルまで下押した。対円でも、ユーロ円は137.43円、ポンド円は174.07円まで、わずかにレンジ下限を広げた。ただ、手がかりや材料があったわけではないため、大きな方向感を出すことなく失速。ユーロは、ユーロポンドでのユーロ買い・ポンド売りも支えに、対ドル・対円で前日NY終値付近まで持ち直した。
 
一方でオセアニア通貨は、アジア株の堅調さや対ユーロでの買いの後押しもあり強含んだ。豪ドル/ドルは0.8886ドル、NZドル/ドルは0.7945ドルまで上昇。対円でも、NZドル円は85.89円まで高値を更新したほか、豪ドル円は96.03円まで上昇し、9月30日以来の96円台を示現した。
 
 
 
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