ロンドン市場 午前概況 ECB会合待ち、ドル円は114円半ばでもち合い

2014年11月06日 20:23

ロンドン午前の為替市場は落ち着いた展開。ECB理事会を控えて、様子見ムードが強くなり、各通貨の値動きは限定的だった。本日のECB理事会では、追加緩和策の発表はないと思われるが、資産の買い入れ対象拡大の議論が進んだかどうかなど注目される点はあるため、結果を見極めたいとの思いが強まった。また、明日に米雇用統計が控えていることも、様子見ムードを高めた感じだ。関連市場でも、欧州株や大阪225先物夜間取引は小幅安水準でもみ合った。
 
ドル円は、米長期金利が2.3%台で下げ渋るなか、本日のこれまでのレンジ(114.06-115.52円)の38.2%戻しにあたる114.62円付近まで戻してもち合い相場へ移行した。クロス円も、円買いの流れが一服。ユーロ円は143円半ば、ポンド円は182円半ば、スイスフラン(CHF)円は119円前後、豪ドル円は98円半ば、加ドル円は100円半ばへ切り返し、NZドル円は88.84円までレンジ上限を広げた。ただ、手掛かりが少なく、あくまでもポジション調整主導の展開で取引は盛り上がりに欠けた。
 
他通貨は、ドル円の買い戻しを通じたドル高に影響されて、上昇幅を小幅に縮小した。ユーロドルは1.25ドル付近、ポンドドルは1.59ドル半ば、ドルCHFは0.96CHF前半までドル高に振れた。
 
 
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